上手なリフォーム見積りの取り方
見積りとは、自分のやりたい内容のリフォームがいくらでできるのかを提示してもらうことです。その際にリフォーム業者は、リフォームしたい箇所の現場調査に訪れます。現況の状態を確認した上で、施主の要望を聞きながらプランニングをします。そのプランができる費用を算出するのです。
業者を招くまでの準備
複数の業者に見積りを依頼して比較検討をする場合、工事の規模にもよりますが、1社につき2時間前後を要すると思っておいた方が賢明です。複数の業者に同じ日に現場調査に来てもらうのであれば、約2時間の打合せ時間枠を考慮して、各業者の訪問時刻を約束しましょう。
調査に訪れた業者は、部屋の採寸や写真撮影を行なったりします。そのため部屋の荷物等をある程度片づけておいた方が作業がスムーズに進められます。また家の設計図面があれば、調査の参考になるので予め用意してあると望ましいです。
現場調査の際に、施主から業者へリフォーム条件の要望を伝えますので、事前に家族で相談した上で、やりたい箇所への要望や優先順位を決めて、メモに書いて各業者へ手渡しましょう。過去のリフォーム履歴なども記しておくとベストです。
観察して比較する
各業者の現場調査での姿勢をよく観察しておきましょう。玄関で脱いだ靴をきちんと揃えずに上がる業者は、仕事のマナーが良くないかもしれません。現場調査に要する時間があまりに短時間で終わってしまった業者は、十分に調査を行っていない可能性があり、提出された見積書に見落とされしている項目があるかもしれません。
施主から伝えたリフォームの要望に対して、それを満たしてくれるプロらしいアドバイスが提案されているか否かもチェックのポイントです。各担当者の力量を推察して比較してみると良いでしょう。