日照を取り入れる

12月の時期、冬至に向けて日に日に日照時間が短くなってきます。日照が少ない分、部屋の暖房費にも影響が及んできます。

冬の日照

日照とは、太陽光が建物や部屋を直接照らすことをいいます。晩秋から初春にかけては、なるべく太陽光を部屋に取り入れて、暖かさを得たいものです。リフォームによっても工夫次第で、これまで日照のなかった部分への太陽光の取り入れが可能になります。


直射光が得られない部屋でも、室内照明に頼らずに暮らせるようにすることが、快適な住まいへの条件です。太陽の光を間接的に取り入れることも考慮しましょう。北側の部屋であっても大きめの窓を高い位置に設ければ、効果的な明るさを得ることができます。


夏の日照

夏の日差しによる窓からの直射日光は、部屋の室温を上昇させる最大の要因となります。夏至の太陽が、真南に昇った時の日射角度は60度になるので、窓に庇を設ければ、室内への直射日光をシャットアウトできるようになります。その分、冷房の節約にも貢献してくれます。


冬場は日射角度が低いので、庇があっても室内に充分な直射日光を取り入れることができるので、夏場と同様に光熱費である暖房費の節約にもつながります。


住宅リフォームというと一般的に模様替えをイメージしてしまいますが、採光や通風についてのリフォームをすれば、快適な住まいへと生まれ変わり、冷暖房費や照明の電気代など毎年のランニングコスト削減にも役立ってくれるのです。