知っておきたい建築用語

リフォームのプランニングに於いて、建築基準法や都市計画法などの法律によって、建物の規模や形、仕様などの制約を受ける場合があります。そうした場面でよく耳にする建築用語を紹介します。 自分の家だからといっても、その構造や建築基準法や地域の条例などによっては、希望する内容通りにリフォームできない場合があります。詳しくは建築士などが所属しているリフォーム会社や設計事務所等に相談するとよいでしょう。

延床面積

建物の各階の床面積の合計。ロフトや玄関ポーチなどは、延床面積に含まれない。


建築面積

建物を真上から見たときの面積のこと。ちなみに「建坪」とは、1階部分の床面積のことを指す


建ぺい率

敷地の面積に対する建築面積の割合のこと。増築工事をする際に、増築後の建築面積が、法律で規定されたその地域の建ぺい率の範囲をオーバーしてはならない。


容積率

敷地の面積に対する延床面積の割合のこと。増築工事をする際に、増築後の延床面積が、法律で規定されたその地域の容積率の範囲をオーバーしてはならない。


市街化区域

都市計画法で計画的な市街化を図るために定められた区域


市街化調整区域

市街化を抑制する区域。農業・林業・漁業など以外の開発には、許可を要する。


用途地域

都市計画法で市街化区域内を用途別に区分したもの。第一種低層住居専用地域など、12種類の地域に区分され、その地域ごとに建物の種類や規模が規定されている。


防火地域

市街地での防火対策のために指定された地域。延床面積によって耐火建築物、または準耐火建築物という一定時間の範囲で火災に耐えられる建物にしなければならない。


建築確認申請

増築工事をする際に増築部分が10㎡を超えている場合、その建物が建築基準法や地域の条例に適合しているかを自治体にチェックしてもらうための申請。